Linuxで分かると便利なコマンド操作について、今回のテーマとして、紹介いたします。
過去実行済のコマンド再実行
直前に実行したコマンドを再実行したい場合、以下の方法を実行できます。
直前コマンドの再実行
直接に以下のコマンドで実行する。
> !!
直前のコマンドを確認してから、実行する。
1つ前のコマンドを表示 → [↑]キーまたは[Ctrl]+[P]キー
最近実行した特定な文字で始まるコマンド
> !特定な文字
過去のコマンドの再実行
履歴情報を表示するには、historyコマンドを実行する。最近実行した10個の履歴を表示する場合は、以下のように入力する。履歴の左側に表示されている数字はヒストリの番号です。
>history 10
結果:
25 su –
26 ls
27 ls ..
28 ls bin
29 clear
結果:
25 su –
26 ls
27 ls ..
28 ls bin
29 clear
ヒストリの番号で実行
!番号
直前コマンドの引数を利用
例として、特定なフォルダを作成し、作成したフォルダに移動する場合、フォルダを2回うつのはめんどくさいので、簡単な方法がないかを調べてみると、以下の方法で実現できる。
>mkdir abc
>cd !$
>cd !$
!$ 特殊な変数で前回のコマンドの引数を保存している。
直前コマンドの1目の引数
ls my.cnf man_db.conf
ls -la !^
結果:
root root 570 Oct 15 2020 my.cnf
ls -l my.cnf man_db.conf
ls -la !^ == ls -la -l
ls -la !^
結果:
root root 570 Oct 15 2020 my.cnf
ls -l my.cnf man_db.conf
ls -la !^ == ls -la -l
直前コマンドの最後の引数を削除し、実行
ls -l fasdfasdfadsfadsfasdf
No such file or directory
!:-
147 Jun 24 00:41 test
No such file or directory
!:-
147 Jun 24 00:41 test
直前コマンドのすべて引数を利用する
fin / -name gd.so
-bash: fin: command not found
find !*
find / -name gd.so
/usr/lib64/php/modules/gd.so
/usr/lib64/php-zts/modules/gd.so
-bash: fin: command not found
find !*
find / -name gd.so
/usr/lib64/php/modules/gd.so
/usr/lib64/php-zts/modules/gd.so
直前コマンドの指定した引数を利用する
ls -ltr index.php
-rw-r–r– 1 root root 132 Jun 22 07:43 index.php
ls -l !ls:2
ls -l index.php
-rw-r–r– 1 root root 132 Jun 22 07:43 index.php
-rw-r–r– 1 root root 132 Jun 22 07:43 index.php
ls -l !ls:2
ls -l index.php
-rw-r–r– 1 root root 132 Jun 22 07:43 index.php
指定したファイル以外のファイル削除(慎重使用)
rm !(*.cfg)
カーソル移動のショットカット
コマンドラインで長い文字を入力したら、先頭の文字を変更したい場合、ctrl + a で先頭に移動できる。
先頭から最後に移動したい場合、ctrl + eで移動できる。
容量確認
ディレクトリの利用状況
du -sh ディレクトリ
du -sh /etc
du -sh /etc
ディスクの利用状況
df -h
メモリの利用状況
free -m